スポーツクラブ:練習への申し込みを整理する

スポーツクラブ:練習への申し込みを整理する

クラブでは「いつ練習するのか」が問題になることはほとんどありません。予定はシーズンの初めに決まっています。施設の枠、レベル別のグループ、指導者がつく曜日。本当の問いは毎週やってきます。誰がどの回に来るのか。

単純な問いですが、シーズンの毎週これが繰り返されます。そしてこの繰り返しが、日常の道具をすり減らします。誰かが更新し続ける共有の表計算。二枚の写真のあいだに「行きます」が埋もれていくメッセージグループ。出かける前に誰も見ない、壁に貼られた紙のリスト。

この記事では、一シーズン分の申し込みをオンラインの登録シートで回す方法を説明します。そのために夜を費やす必要はありません。

クラブが他と違うところ

クラブは、講座や単発のイベントとは事情が違います。違いは三つあります。

予定が繰り返される。 同じ回が毎週戻ってきて、学校の休暇中だけ形が変わることもあります。毎週手で入力し直すものは、思っていたより高くつきます。

回は互いに置き換えられない。 火曜の初心者と火曜の経験者が、同じ時間に別の場所で重なることもあります。間違ったスロットへの申し込みは、片方の過密ともう片方の半分空きを意味します。

指導者が要る。 指導者のいない回は、何人申し込んでいても成立しません。十二人いると分かるだけでは足りません。その十二人を見る人がいるかどうかを知る必要があります。

表計算がいずれ行き詰まる理由

共有の表計算は最初の反射としてよく選ばれ、しばらくは持ちこたえます。やがて負担が積み重なります。翌週の作り直し、崩れた書式の立て直し、「火曜 14 日」が水曜に出ないようにする日付の確認、そして最悪の瞬間に動かなくなることのある共有リンク。

この負担は測れます。パリのあるクライミングクラブは、Google スプレッドシートを最新に保つために週に少なくとも十分、ひと月で四十分以上を使っていました。そこにシートを開けなくなる会員の問題が重なり、ついには新しいシートを作ってリンクを各所で共有し直す必要が出ました。それが乗り換えの決め手になりました。登録シートへの移行はこちらで紹介しています。

日程アンケートも答えにはなりません。日付を選ぶための道具であって、すでに決まった日付に人を申し込ませるための道具ではないからです。違いは Doodle と Framadate の比較で詳しく説明しています。

クラブのテンプレートを作る

正しい手順は、通常の一週間を一度だけ書き、テンプレートとして保存し、そこから次の週を生成することです。

  1. シートを作る。 トップページから一クリック。アカウントは不要です。あなたにも会員にも。
  2. 会員が見て分かる名前を付ける。 「練習 - 成人部門」なら後から見つかります。「新しいシート」では何も伝わりません。同じシートを一年中使うので、月や日付を入れる必要はありません。
  3. 練習日とスロットを追加する。 各スロットには時間帯、短い説明(50 文字まで)、望むなら絵文字、必要なら参加者の最小人数と最大人数が付きます。一日あたり最大 21 スロットなので、複数の部門で共有する施設でも余裕があります。
  4. スロットはグループ名で呼ぶ。 「19 時」ではなく「経験者 - 第 2 コート」。申し込みの取り違えを防ぐのはこれです。
  5. 指導が要るところには役割を足す。(後述)
  6. その週をテンプレートとして保存する。 編集モードの「テンプレート」ボタンから、基準となる週を組み立てるか、入力済みの週から事前に埋められます。
  7. 次の週を生成する。 開始する週をカレンダーで選び、次に週数を選びます。一度に最大四週間、まだ空いている週に作れます。スロットは所定の位置に現れ、申し込みは入っていません。
  8. リンクを共有する。 クラブのグループ、メール、ウェブサイトで。

シート一枚につきテンプレートを二つ保存できます。多くのクラブに必要なのはまさにこれです。シーズン中の週と、いくつかの枠が休みになる学校休暇の週。

同じスロットの指導者と参加者

一つのスロットには役割を最大八つまで持たせられます。それぞれに名前、絵文字、定員があります。

クラブの典型的な使い方は二つの役割で足ります。「指導者」に最小一人、「参加者」に施設やコートの収容に合わせた最大人数。申し込むときに各自が役割を選びます。

するとシートは、いちばん大事な問いにひと目で答えます。この回は成立するのか。 指導者の最小人数に届かないあいだ、その役割にはオレンジ色の警告が出ます。不足は数日前に見えます。当日の夜に体育館の前で気づくのではなく。

特別な指導が要らない回なら、役割を設定しないでください。スロットは全体の上限が一つあるだけの単純なリストとして振る舞います。

実際の出席に合うシート

登録シートは、現実を映していなければ役に立ちません。そして現実を映すのは、取り消すことが申し込むのと同じくらい簡単なときだけです。

多くの道具が、気づかれないままここで失敗します。表計算で自分の行を探さなければならない、あるいはメッセージグループに「やっぱり行けません」と書かなければならない。そうなると一定の人はその手間をかけません。リストは十二人と告げ、来るのは八人です。

登録シートなら、スロットから抜けるのは二クリックです。名前の横の × を押し、確認するだけ。

日々の運用を助ける点が二つあります。

  • スロットのコメント。オレンジ色の枠で表示される「重要」版もあります。会場の変更や回の移動を知らせる場所は、会員が申し込むまさにその場所です。
  • カレンダー表示。長い日付の一覧ではなく、クラブの一週間をひと目で見られます。

知っておきたい制限

シートが扱えるのは今後 42 日、六週間です。数に入るのはこれから来る日だけなので、同じシートをシーズン中ずっと使えます。現実的なリズムは、一か月分を生成し、また次の月を生成すること。テンプレートがあれば数クリックで済み、シーズン初めに共有したリンクも変わりません。

大会、試合、休暇中の講座には、別のシートを作ってください。来る人も見る期間も違い、練習と混ぜると両方が読めなくなります。講座については手順をこちらで説明しています。

よくある間違い

毎月シートを作り直す。 そのたびに新しいリンクを各所で共有し直すことになります。グループに、サイトに、提携先に。同じシートのまま、次の週を生成してください。過ぎた日はたたまれた欄にひとりでに収まります。

スロットを時間だけで呼ぶ。 19 時に二つのグループがあれば、申し込みは混ざります。

指導に最小人数を設定しない。 これがないと、指導者の不足は現場で分かります。

「念のため」に表計算を残す。 二つのリストはいずれ必ず食い違い、誰かが見るのはいつも間違ったほうです。

このシートがしないこと

最初にはっきりさせておきます。

会費も、登録証も、診断書も扱いません。 申し込みに支払いや書類が伴う必要があるなら、SignUpGenius のような本格的なプラットフォームが必要です。SignUpGenius と Kreneau の比較で、何が上乗せされ、その代わりに何を求められるかを説明しています。

リマインダーを送りません。 会員ごとの出席履歴をシーズンをまたいで残すこともしません。

そして信頼の上に成り立っています。管理する権限はなく、リンクを持つ人は誰でもシートを編集し、申し込みを取り消せます。これは、リンクを知る全員に編集を許して共有するふつうの Google スプレッドシートでも同じです。だからこそ共有が簡単で、誰かを締め出す共有設定も存在しません。会員同士が知り合いのクラブにとっては安心材料です。誰が何を変更できるかを細かく管理する必要があるなら、これは適した道具ではありません。

まとめ

一週間を一度書き、テンプレートにし、一か月分を数クリックで生成し、各スロットで指導者が見えていて、取り消しに手間がかからないからこそ真実を語るシート。自分のシートを作る前に構成を見ておきたい場合は、標準的な構成をこちらで説明しています。

練習の予定はもう決まっていますか。下のシートを試してから、ご自分のクラブのシートを作ってください。

ライブ例

ブラウザでこのサインアップシートの例をお試しください:スロットに登録、表示の切り替えなどができます。

数クリックで申込シートを作成できます。